子犬の社会化について
2021年10月30日
こんにちは。
獣医師の辻村です。
今回も実家で暮らしている子犬のあられちゃんについてお話したいと思います。
あられちゃんは生後半年のMIX犬で生後3か月から社会化のために子犬の幼稚園に通っています。
社会化期は、大体生後3〜12週齢までのことを言い、性格の形成や、他のわんちゃんや人間とのコミュニケーションの取り方を学ぶ、子犬にとってとても重要な時期です。
ペットショップから譲りうけた場合は、この時期を過ぎていることもありますが、社会化期を過ぎていても、積極的に社会化を行ってあげることで、今後の子犬の性格に大きく影響があると言われています。
具体的には、家族以外の人に優しくされる(おやつをもらうなど)経験や、知らないわんちゃんと遊ぶ経験、外の世界に慣れていくためにおやつをもらいながら楽しく散歩する経験というようなことが挙げられます。
ワクチン接種がまだ終わっていない子でも、ご褒美をあげながら抱っこやカートで簡単な散歩をしてあげることで外の世界は怖くないと教えていくことが重要です。
あられちゃんは初めて外に出たときには、車の音に怖がったり、知らない男の人を怖がって立ち止まったりしていましたが、車が通ったらおやつをあげるたり、知らない男の人からおやつをもらう経験を繰り返すことで、今では散歩を楽しみにする子になりました。
今後も色々な経験をさせてあげて、楽しい場所や好きな人、好きな物を増やしていってあげられればと思っています。
獣医師
辻村