動物はヒトほど視力に頼っていないと言われます。確かに、視力を失った後も普段と変わらない生活ができていると仰る飼い主様もおられます。
しかし、動物も見えないことでストレスを感じています。飼い主様の声がしなくなると鳴くようになったり、少し神経質に怒りっぽくなったり。
できることなら失った視力を取り戻してあげたい、きれいな瞳に戻してあげたい、そんな気持ちで日々診療しているのですが、一度失った視力を取り戻すのは難しいのが現状です。
診察をしていると、もう少し早かったら視力を残せたかも・・・という患者様も多くみられます。
目の病気は目ヤニ、充血、しょぼつきなど、普段よく見かけている症状から始まることが多いです。
ちょっとした目ヤニを様子見ようと思わず、なるべく早くに動物病院を受診していただけると失明を回避できるかもしれません。
些細なことでも気になりましたら遠慮なくお伝えください。
略歴
- 2005年 鳥取大学 農学部 獣医学科 卒業
- 2005年~2019年 清和台動物病院 勤務
- 2008年~2019年 ファーブル動物病院眼科にて眼科研修
- 2015年~現在 ガーデン動物病院にて眼科講師を務める
- 2019年8月 MIRU動物病院 開院