犬と猫の救急 ガーデン動物病院

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その他の健康管理

栄養管理

「健康で長生きするために最も重要なのは食事である」と言っても過言ではありません。正しい知識を身につけ、適切なフードを選択することが重要です。安価なフードは経済的ですが、材料が粗悪であることが多いようです。栄養バランス、安全面で優れ、ライフステージごとのに細分化されたフードや各種疾患時に対応した療法食を選べる、推奨されたメーカーのフードを選択することをおすすめします。

犬・猫・人の食事の違い

犬・猫・人の食事の違い犬・猫と人ではエネルギー要求量や各栄養素の要求量が大きく異なります。体重1kgあたりの必要エネルギーは人間と比べて犬猫は約3倍、必要なタンパク質は犬で約4倍、猫で約5倍、多くのビタミンも3倍以上、ミネラルについてはカルシウム・リンなどで約20倍、鉄分では約10倍必要と言われています。塩分については犬猫の方が人間よりも要求量が小さいこともよく知られています。このことから、人間が食べているものを犬猫に与えることは、栄養のバランスをくずし、健康に悪影響を及ぼす恐れがあることがわかります。また、カルシウムやビタミン・ミネラルなどのサプリメントをフードに添加すると栄養素のバランスが崩れます。しつけや留守番時のおやつにも注意が必要です

ライフステージによる食事の変更

栄養要求はライフステージによっても大きく変わります。ライフステージに合ったフードを正しく選択しましょう。
授乳期から離乳まで
生後3~4週間が授乳期間です。この期間は母乳が正常に出ていれば、それだけで十分な栄養が供給されます。授乳期の後半になると成長した子犬(猫)の栄養要求量も増すため、人口哺乳も併用すると良いでしょう。
パピー・キトン期
生後5週齢ごろには離乳をさせます。この時期は体重1kあたり成犬・猫の約2倍の栄養を必要とします。栄養価の高いパピー・キトン期用のドライフードをふやかして与えます。移行期は成長期用のウェットフードを与えたり、粉ミルクをかけて与えても良いでしょう。成長とともにふやかす水分を少なくし、フードを噛んで食べる習慣を付けさせていきます。フードは1日4回ぐらいが目安です。小型犬や猫で3~4ヶ月齢まで、大型犬で5ヶ月齢ごろまでがこの時期にあたります。
ジュニア期
パピー・キトン期~小型犬や猫で10ヶ月ごろまで、大型犬で14ヶ月ごろまでがジュニア期です。この時期は成犬・猫よりも栄養要求が多いですが、パピー・キトン期よりも栄養要求量が少なくなるため、同じフードを与えていると肥満や骨格の発達に悪影響を与える危険があります。フードは1日2~3回が目安です。
成犬・猫期
ジュニア期~6歳頃までがこの成犬・猫期です。多くのドッグフードやキャットフードはこの時期に適した栄養バランスに調整されています。太りにくいようにカロリーを制限したものや食物アレルギーに配慮したのも、尿路疾患予防の効果があるものなども選択できます。今後、病気を患い、療法食を与えなければならない状況になることもあるので、各疾患に対しての療法食も製造しているメーカーのフードを健康な時から与えておくと、いざと言うときにフードの切り替えがスムーズに行えます。フードは1日1~2回が目安です。
シニア期
7歳以降がシニア期です。特に犬では、年を重ねるとともに筋肉量が減少し栄養要求量は減少することが多いため、筋肉量を維持するため成犬期よりもタンパク質量を増やし、さらにカロリーを制限したフードが理想的です。また、シニア期には心不全や腎不全などの内臓疾患のリスクが増加するため、それらの疾患予防のため塩分を成犬・猫期より減量することが望まれます。シニア期に増加する関節炎に配慮し、関節保護成分を配合しているフードを選択することも可能です。

健康状態によるフードの変更

バランスが良く、良質の食材で作られたフードは様々な病気を予防してくれますが、何らかの病気を患ってしまった場合も食餌が重要な働きを担います。フードを療法食に変更しただけで完治できる病気もあります。療法食は獣医師の診断をもとに処方されます。飼い主様の判断で購入することはできません。

  • 食物アレルギー用
    アレルギーを起こしにくい材料で作られている食物アレルギー疾患用フード。
  • 尿路結石用
    尿路結石を溶かす、または予防するために結石の材料となるミネラルを制限し、尿のpHを調節する効果のあるフード。
  • 肝臓・心臓・腎臓疾患用
    タンパク質やミネラルの配合を調節した肝臓・心臓・腎臓疾患用のフード。
  • 消化器疾患用
    消化吸収率を高め、弱った胃腸にもやさしい胃腸炎用のフード。
  • 減量用
    食物繊維を増やし、脂肪を減らすことで、満腹感を得ながら、カロリーが制限されている減量用フード。

スキンケア

ワンちゃんは人間に比べて皮脂の分泌が少なく、ほとんど汗をかかないため、毎日シャンプーをする必要はありません。健康な皮膚のワンちゃんの場合、1ヶ月に1から2回ぐらいが適切なシャンプーの頻度と言えます。また、足の裏の毛が伸びて、肉球にかかり滑りやすくなるため、1ヶ月に1回程度バリカンをかけてあげる必要があります。トイプードルなどの全身の毛が伸びる犬種は1ヶ月に1回程度カットをしてあげるのが一般的です。
ネコちゃんはさらに皮脂の分泌が少ないため、シャンプーをしなくてもほとんどにおいが気になりません。汚れが目立つときにシャンプーをしてあげれば十分でしょう。
フケが目立つ、体をよく掻く、湿疹がある、毛がよく抜けるなど皮膚にトラブルがある場合は薬用シャンプーを用いて洗ってあげること(薬浴)で皮膚のコンディションを整えることができる場合もあります。皮膚にトラブルがある場合は、まず診察を受けてください。治療が必要かどうか、薬浴が必要かどうかなど獣医師が判断します。当院でも、シャンプー・薬浴を行っております。
詳しくは『トリミング』ページをご覧下さい。

トリミング

爪切り

散歩にあまり行かないワンちゃんや、爪とぎをあまりしないネコちゃんは爪が伸びやすくなります。爪が伸びすぎると、先がとがり、飼い主さんや他の人や動物、自分自身をも傷つけてしまうかもしれません。後ろ足に親指があるワンちゃんの場合は爪が地面に接触せず、爪が巻き、指に刺さることがあります。1ヶ月に1回程度は爪の伸び具合をチェックし、爪切りをしてあげましょう。

肛門嚢しぼり

ワンちゃんやネコちゃんには肛門の少し奥に肛門嚢という臭い液体をためるにおい袋があります。ウンチをする時に、臭い液も一緒に排泄されることが多いですが、排泄されずにたまったままになることもあります。長い間液体がたまることで、肛門嚢内が化膿し、破れてしまうこともあります。1ヶ月に1回程度、肛門嚢に液がたまっているかどうかを確認し、しぼり出す必要があります。

デンタルケア

多くのワンちゃんやネコちゃんは人間とは違い、毎日の歯みがきの習慣がありません。ドッグフードやキャットフード中心の食餌の場合、歯を磨かなくても虫歯になることは多くありません。しかし、口臭や歯石、歯周病などは起こりやすくなります。歯垢の除去、歯石や歯周病の予防には歯みがきが一番効果的です。歯ブラシを嫌がる場合はガーゼやタオルを使って歯みがきをしてあげてください。仔犬のころから歯みがきの習慣をつけて、歯石や歯垢をつかないようにしてあげましょう。歯みがきガムなどのデンタルケアグッズを併用するとさらに効果的です。
すでに、歯石が付着している場合は、スケーリング処置が必要になります。
詳しくはこちらをご覧ください。

パピー教室・しつけ相談

当院では、遊びながら楽しく人と犬と付き合い方学ぶパピー教室や、ほめてしつけるしつけ相談など、飼い主様とペットとの信頼関係を築くお手伝いをしております。

パピー教室

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