春の予防シーズンが近づいてきました
2026年01月24日

こんにちは、ガーデン動物病院の宮端です。
少しずつ暖かい日が増え、春の気配を感じる季節になってきました。
この時期になると、
「そろそろフィラリアの検査ですね」
「予防薬はいつから飲めばいいですか?」
といったご相談が増えてきます。
今回は、
・フィラリアにかかるとどうなるのか
・なぜ早めに予防を始める必要があるのか
・当院での予防期間の考え方の変更点
・当院が2〜3月の来院をおすすめしている理由
について、できるだけ分かりやすくお話しします!

🫀 フィラリアにかかると、体の中で何が起こる?
フィラリア(犬糸状虫)は、蚊に刺されることで感染する寄生虫です。
体の中に入ったフィラリアは少しずつ成長し、最終的には心臓や肺の血管に寄生します。
フィラリア症が進行すると、次のような症状が見られることがあります。
・咳が出る
・疲れやすくなる
・食欲が落ちる
・体重が減る
・お腹に水がたまる
・重症では呼吸困難や突然死のリスクも
さらには、成虫になってしまったフィラリアを治療する場合、体への負担が大きい治療が必要になることもあります。
だからこそ、
「かかってから治す」ではなく「かからないように予防する」
これが何より大切です。
🌡 フィラリア感染は気温と深く関係しています
フィラリアは、蚊の体の中で成長してから犬に感染します。
重要なポイントは気温です。
気温が15.6℃を超えると、蚊の体内でフィラリアがL2からL3(感染可能な段階)に成長します。
このL3になると、犬や猫に感染する力を持ちます。
当院で参考にしている2023年の大阪の気温データでは、3月の時点ですでにこの温度を超える日が出ています。
つまり、
・3月には感染の準備が始まっている
・4月上旬には予防薬を飲み始めていないと間に合わない
という状況になります。
💊 4月からの内服が必要な理由
フィラリア予防薬は、体に入った幼虫を後から駆除するお薬です。
そのため、感染が始まる前後から、途切れずに継続して内服することがとても重要です。
「もう少し暖かくなってから」
「ゴールデンウィーク明けでいいかな」
と思ってしまうと、予防が間に合わない可能性があります⚠️
📅 今年からの大切なお知らせ(絶対予防期間の変更)
当院では『年中予防』を推奨しておりますが、こうした気温の変化や感染リスクを踏まえ、フィラリアの最低限必要な絶対予防期間を4月から12月の9か月間に変更いたします。
より、実際の気温データに基づき、安全性を重視した予防期間になります。
それに伴い、ガーデンメンバーズの認定条件も9か月に変更予定です。
🌸 だからこそ2〜3月の早めの来院をおすすめしています
ここまでをまとめると、
・3月にはすでに感染リスクが始まっている
・4月上旬には内服スタートが必要
・4〜5月はフィラリア検査や予防薬の来院が集中しやすい
この3点から、2〜3月の早めの来院が、いちばんスムーズでおすすめです。
さらに当院では、4月以降は獣医師の人数が減る予定となっており、例年より4〜5月は待ち時間が長くなることが予想されます。
そのため、
・比較的落ち着いた環境で診察を受けられる
・4月に入ってから慌てずに予防を始められる
・わんちゃんへの負担も少なくできる
という点からも、フィラリア検査と予防薬のご準備は2〜3月中をおすすめしています。
当院では、早期に予防を始めやすいよう、割引やキャンペーンのご案内も行っています🎁

🐾 まとめ
フィラリア症は予防で防げる病気です。
そして予防は、『始める時期』『続ける期間』がとても重要です。
ぜひ余裕をもって、2〜3月の早めのご来院をご検討ください😊
ガーデン動物病院が、しっかりサポートします!

獣医師
宮端