(症例紹介)猫 よだれ 食べにくそう
2017年02月14日
今回は健康診断の血液検査で異常が見つかり、それに対する治療が早くできた猫ちゃんをご紹介します。
11歳の猫ちゃんが、「よだれが多く、食べにくそうにしている」という理由で来院されました。
身体検査をしてみると、口の奥が赤く腫れて口内炎になっていました。炎症を抑える薬を飲み始め、薬を飲んでいれば症状が落ち着き、飲まなければぶり返すという状態が続きました。
それから1ヶ月くらい経った頃、健康診断も兼ねて血液検査をしてみました。すると、症状の出ていない肝臓に関する数値がとても高くなっていました。おそらく、炎症止めの薬の影響だと思われましたが、この薬を止めたら口内炎が再発するため止めることができず、肝臓を保護する薬を新たに飲み始めました。それから血液検査を行いモニターをしていましたが、半月程で数値は正常値に戻り肝保護剤も中止、さらに1ヶ月後には炎症止めの薬も必要なくなりました。
このように、症状が何もなくても血液検査で異常を発見できることがあります。元気な時にこそ健康診断を定期的に受け、病気の早期発見に努めましょう。
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ガーデン動物病院
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