心源性肺水腫(シンゲンセイハイスイシュ)呼吸が荒い、咳がひどい
2016年01月06日
昨年12月から当院スタッフの一員となりました獣医師の西です。約20年という長い専業主婦業から脱したばかりでまだまだ見習い中ですが、頑張りますのでよろしくお願いいたします。
今回は心源性肺水腫の症例を紹介します。
11才のチワワの女の子が突然元気が無くなり、よだれを垂らして失禁しているとの事で当院の夜間救急を受診されました。
来院した際には呼吸がかなり荒く、舌の色は紫色をしていました。直ぐにICU(酸素濃度を高めた部屋)に入れて検査、処置を開始しました。胸部のレントゲン検査を実施したところ、肺の後ろ側が全体的に白くなっているのが確認されました。聴診により心雑音が確認出来た為、心源性肺水腫(シンゲンセイハイスイシュ)と診断し入院治療を実施しました。
今回は心源性肺水腫の症例を紹介します。
11才のチワワの女の子が突然元気が無くなり、よだれを垂らして失禁しているとの事で当院の夜間救急を受診されました。
来院した際には呼吸がかなり荒く、舌の色は紫色をしていました。直ぐにICU(酸素濃度を高めた部屋)に入れて検査、処置を開始しました。胸部のレントゲン検査を実施したところ、肺の後ろ側が全体的に白くなっているのが確認されました。聴診により心雑音が確認出来た為、心源性肺水腫(シンゲンセイハイスイシュ)と診断し入院治療を実施しました。
入院した日には口や鼻から血液が混じった液体を出す様子が見られるなどかなり危険な状態でしたが、4日間の入院治療により呼吸も落ち着き元気も出てきた為、退院となりました。退院後も心臓の薬を飲み続ける事で大きな悪化も無く元気に過ごしています。
心源性肺水腫は心臓病を患っている小型のわんちゃんに多くみられる病気です。
呼吸があらい、舌の色が紫色で落ち着かない行動をとる、何度も咳をしたり、血液の混じった痰を吐くこともあります。症状は突然起こる場合もあるので注意が必要です。
この病気は治療が遅れると最悪の場合亡くなってしまう可能性もある為、出来るだけ早く病院での治療を実施する必要があります。いつも元気な子でも突然このような症状が見られた様な場合には、出来るだけ早く一度当院までご連絡ください。
心源性肺水腫は心臓病を患っている小型のわんちゃんに多くみられる病気です。
呼吸があらい、舌の色が紫色で落ち着かない行動をとる、何度も咳をしたり、血液の混じった痰を吐くこともあります。症状は突然起こる場合もあるので注意が必要です。
この病気は治療が遅れると最悪の場合亡くなってしまう可能性もある為、出来るだけ早く病院での治療を実施する必要があります。いつも元気な子でも突然このような症状が見られた様な場合には、出来るだけ早く一度当院までご連絡ください。
写真1.来院した直後のレントゲン写真です。心臓の後ろ側の肺が白くなっています(黄色の矢印)。
写真2.退院前のレントゲン写真です。心臓の後ろ側の肺がきれいになって黒くなっています(黄色の矢印)。
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ガーデン動物病院
https://garden-ah.com/
住所:〒596-0812 大阪府岸和田市大町121-3
TEL:072-440-0689
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