TEAL JOURNEY CAMPUS
2019年09月25日
院長の水越です。
先日、東京工大で開催された「TEAL JOURNEY CAMPUS」という学びの場に参加しました。
以前にもブログで書きましたが、「ティール組織」という新しい組織論についての学びです。
今日は、そこでの学びや気づきについて書こうと思います。
ティール組織とは、「組織のトップに情報を集め、トップが決めて、部下に指示命令をする」という従来の組織とは正反対の組織です。
組織に階層や上下関係がなく、現場のスタッフが考えて決める組織です。
現場で良い決断決ができるように、あらゆる情報が公開されています。
現場で決めてもいいことによって、仕事が自分ごとになります。
これを自主経営(セルフマネジメント)と言います。
ティール組織には3つの原則があります。
・自主経営(セルフマネジメント)
・全体性
・存在目的
「TEAL JOURNEY CAMPUS」には書籍「ティール組織」の著者であるフレデリック・ラルーさんが参加されました。
ラルーさんの講演は、3つの原則の中の「存在目的」について、ご自身のエピソードを交えてのお話でした。
「存在目的」とは、組織の存在意義、使命のようなものです。
ティール組織はトップダウンではなく、現場スタッフの一人一人が意思決定を行います。
なので、スタッフ一人一人の思いが、組織の「存在目的」を作ります。
スタッフの成長や構成メンバーの変更により、目指す方向は少しづつ変化すると考えます。
よって、組織のメンバー、一人一人の「人生の目的」のようなものが明確になり、それが組織の「存在目的」と共鳴すれば、最高のパフォーマンスが発揮されるはずです。
そういう前提があり、以下のようなラルーさんの言葉がすごく印象に残りました。
「人生の目的は考えて見つけるものではない
人生の方から語りかけてくるものだ
それを受けとめられるように、自分を磨い待っていればいい」
前にブログに書きましたが、僕は会社の規模拡大を目指していました。
でも、何か違うと思っていました。
まさしく、頭で考えた会社の方針でした。
まだ、僕の「人生の目的」ははっきりしていませんが、ぼんやり分かってきました。
それは「人やチーム、組織のパフォーマンスアップに貢献すること」
なので、まずはガーデン動物病院を最高のチームにすることが最初の目標だと思っています。
もう1つ、印象的だったラルーさんの言葉。
「今の私がこの瞬間、何をするのが最も意味があるのか?」
目的とか、使命とか、ミッションとか。
あまり遠くのことばかり考えすぎて、「今ここ」が疎かになってはいけないという警告だと思いました。
僕はセミナーに出たり、読書をしたり、よく勉強します。
それは必要なことであり、必ず役に立つと思っています。
でも、本当にその勉強が、「この瞬間、最も意味があるのか?」を、自問自答しようと思いました。
その勉強が、「この瞬間、最も意味があること」ではないことが、多々あると思います。
勉強以外でも、プライベートでも、この問いは僕にとってすごく意味のあるものです。
他にも、大きな学び気づきがありましたし、素晴らしいつながりもできました。
とても有意義な1日でした。
ガーデン動物病院に合った、ガーデン動物病院流にアレンジした「ティール組織」を作ること。
それは、僕の「人生の目的」につながる大切なことだと確信しています。
もっと良い組織、チームにして、患者様の安心を追求していきたいと思います。
院長
水越健之