(症例紹介)食べるが痩せる、甲状腺機能亢進症
2017年09月27日
獣医師の因野です。今回は高齢のねこちゃんに多いホルモン疾患についてご紹介します。
13歳のねこちゃんが、「元気はありよくご飯を食べるけど、痩せてきた」ということで来院されました。
身体検査では、少し心雑音があり心拍数も上昇していました。
血液検査を実施したところ、肝臓の数値の上昇と甲状腺ホルモンの上昇を認めました。
『甲状腺機能亢進症』と診断し、甲状腺ホンモンを抑える薬を飲み始めました。
お薬を飲み治療を始めることで、体重も増加し、心雑音が無くなり心拍数も低下し、元気に過ごしています。
『甲状腺機能亢進症』は中〜高齢のねこちゃんに多い病気です。
主な症状は体重減少、多食、食欲不振、脱毛、多飲多尿、下痢、嘔吐、活動亢進、元気消失、呼吸促迫など様々です。
また、落ち着きがなくなったり、攻撃的になるといった性格の変化も見られます。
身体検査では、大きくなった甲状腺が触れたり、心雑音や頻脈を認められることがあります。
このように、身体検査や血液検査によって分かる病気があります。
高齢に伴い増加するホンモン疾患やその他の病気を早期に発見するために定期的な健康診断は必要です。
ガーデン動物病院では今、秋の健康診断のキャンペーンを実施していますので、お気軽にご相談下さい。
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