犬フィラリア症、蚊に刺される、心臓の病気、元気・食欲低下、咳をする、予防薬5月~12月
2016年01月24日
こんばんは、看護師の南です。
もうすぐ犬フィラリア症の予防が始まります。
気温が上がると虫の活動が活発になってきます。
犬フィラリアは、「犬」が「フィラリアを持っている蚊」に吸血されることで感染します。
犬フィラリア症は心臓の病気です。
蚊が媒介する犬フィラリア(犬糸状虫)という寄生虫が、犬の肺動脈や心臓に寄生して起こる病気です。
犬フィラリアが寄生することで血液の流れが悪くなり、様々な障害が起こります。放置すれば死に至ることもあり、犬にとっては重大な病気です。
犬フィラリア症の症状として、元気・食欲がない、咳をする、痩せる、呼吸が苦しそうなどがあげられます。また、症状が進行してくると、おなかが膨らんできたり、血尿をするようになることがあります。しかし、犬フィラリア症の症状は、はじめはあまり目立たないので見過ごしてしまいがちです。
当院が飼い主様にお伝えしている予防薬の投薬期間は5月から12月です。
予防薬は毎月1回、幼虫の段階で犬フィラリアを駆除することで、犬フィラリア症を予防します。
そのため、11月のわ最後の蚊に刺され万が一感染したとしても、12月のお薬で駆除します。せっかく11月まで予防薬を飲んでいたのに、12月に予防薬を飲ませないことで、フィラリアに感染してしまうこともあります。涼しくなっても自己判断で投薬をやめてはいけません。動物病院の指示通り12月まで必ずお薬をあげましょう。
フィラリア症は飼い主が注意して予防してあげれば防げる病気です。
可愛い愛犬のために忘れずに予防をしてあげてください。