ワクチン接種、副作用、ワクチンアレルギーについて
2016年01月03日
こんにちは。看護師の吉岡です。
ワクチン接種についてお話しをさせていただきます。
生まれたてのワンちゃんネコちゃんは
お母さんのお乳を飲むことで免疫(移行抗体)をもらっています。
ですが、お母さんからもらった免疫は
時間とともになくなってしまいます。
そのなくなってしまう免疫を補うのが
ワクチン接種です。
仔犬仔猫(生後1から3ヶ月)の時期は1ヶ月ごとに
ワクチンを接種する必要があります。
1度目のワクチンで免疫を記憶し、
2度目のワクチンを接種することでたくさんの免疫を作ることができます。
(ブースター効果)
その後は1年ごとにワクチンを接種します。
*ワクチンの副作用について
ワクチンを接種したあと、稀にアレルギー反応を起こすワンちゃんネコちゃんがいます。
接種後5〜15分後位に
全身の体の力が抜ける、ぐったりする、
嘔吐、尿便の失禁
などの症状が起こることがあります。
(アナフィラキシーショック)
これは危険なアレルギー反応です。
また、接種後6〜8時間位に
体が痒くなる、皮膚が赤くなる、顔が腫れる、よだれ、嘔吐、下痢などの症状が起こることがあります。
上記のワクチンアレルギー症状が出た場合は
すぐに病院にご来院下さい。
このような症状が出る可能性が稀にありますので、何かあったときの為に
当院では午前中にワクチンを接種することをお勧めしています。
また、体調が悪い時のワクチン接種は避けるようにしましょう。
完全室内飼育でも、空気感染してうつったり、人の手を介してうつる伝染病もありますのでワクチンは必要です。
ワンちゃんネコちゃんの健康維持の為に、ワクチンを接種して防げる病気は防ぐようにしましょう。
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