診察予約の廃止
2020年12月08日
院長の水越です。
タイトルの通り、診察予約の廃止について書きたいと思います。
その代わりに、ウェブで受付ができる(順番をとることが出来る)システムを導入します。
診察予約を廃止する理由。
それは、予約していただいた時間通りに診察を始めることができない場合が多いからです。
そのことで、多くの患者様にご迷惑をおかけしてしまったことをお詫びします。
申し訳ございませんでした。
では、なぜ時間通りに診察を始められないか?
予約診察は1枠30分で、1人の獣医師につき、午前午後診察それぞれ2〜3枠あります。
予約診察と予約診察の間には30分以上間隔を開けるようにしています。
その合間の時間に、予約なしで診察に来られる患者様の診察を行います。
動物病院での1件の診察時間は5分〜60分くらいのばらつきがあります。
ワクチンなどはあらかじめ診察時間の目処が経ちますが、体調の悪いペットの診察は、診てみないとどのくらいの時間がかかるかわかりません。
急患の場合は、予約されていた患者様の順番を抜かして、優先的に対応させていただく場合があります。
入院中のペットの状態が急変した場合も、外来診察を止めて、救急対応を行う場合もあります。
ガーデン動物病院は夜間救急を行う地域で唯一の動物病院なので、急患・重症のペットの割合は比較的多い動物病院なのです。
何よりもペットの命を優先しなければならないので、患者様にはお待ちいただく場合があることをご理解いただいております。
このような事情により、予約をいただいた時間までに、その前の診察を終えることができないことがあります。
そもそも、ガーデン動物病院には、時間予約という仕組みが合っていなかったように思います。
5年ほど前と比べ、地域の救急動物病院と認知されるようになりました。
その期待に応えるべく、医療レベル向上に力を入れ、クリニックっぽい診療スタイルから、総合病院っぽいスタイルに少し移行したようにも感じます。
それによって、1件の診察時間も長くなっているように思います。
夜間以外での急患の来院数も増えました。
なので、5年前には機能していた時間予約の仕組みが機能しなくなったのだと思います。
そこで、完全予約制にするか?時間予約をやめるか?
どちらかにしようと考えました。
でも、外来入院とも救急対応が必要な状況は突然やってきますので、時間を押さえるという仕組みは難しいと考え、順番をとってもらう仕組みを採用しました。
新しい仕組みでは、スマホやパソコンで、
・受付ができる(順番を押さえる)ことが可能になります
・混雑状況(何人待ちか)が分かります
なので、ご自宅で受付をして、混雑状況に応じて家を出る時間を調整していただけます。
それによって、病院でお待ちいただく時間を短くすることが出来ると考えています。
予定では、以下のスケジュールでシステムの移行を行います。
時間予約制は12月29日(火)で終了となります。
12月30日(水)から1月31日(日)までは、システムの移行のため、新旧どちらのシステムも使えません。
2月1日(月)に新しい仕組みが使えるようになる予定です。
運用しながら、より良い仕組みにアップデートしていこうと考えています。
使ってみていただき、感想やご意見などをお聞かせいただけると幸いです。
詳細はメルマガ、LINE、DMなどで追ってお伝えいたします。
院長
水越健之