診療時間とお昼の救急対応の変更について
2020年08月18日
院長の水越です。
ガーデン動物病院から大きなお知らせです。
2021年1月より、診療時間を短縮します。
2020年8月より、留守番電話でのお昼の救急対応が出来なくなりました。
患者様の期待に反する、非常に心苦しい決断をしました。
その決断の理由などを説明させていただきます。
コロナ災害のインパクトが大き過ぎて、記憶に残っていない方も多いかもしれませんが、今年の4月から、働き方改革が始まりました。
ガーデン動物病院のスタッフは残業時間が長く、短縮しなければ、ルール違反となってしまうという状況です。
昨年より、色々と対策を検討し、小さな工夫をたくさんやってきましたが、獣医師の残業時間だけは基準の範囲内まで減らすことが困難です。
そこで、大きな改革を断行することに決めました。
1つ目は、診療時間の短縮です。
9:00-12:00
17:00-19:30
夜間救急20:00-24:00
から
9:00-11:30
16:30-18:30
夜間救急20:00-24:00
となります。
2つ目は、昼の救急対応について。
現状は留守番電話にメッセージを残していただき、こちらが対応可能な状況であれば、折り返しお電話をし、必要があれば受診していただいていました。
昼休みはスタッフの休憩時間ではなく、外来診療をお休みしている時間帯です。
院内では、手術、検査、入院動物たちのお世話、ミーティングなど、重要な仕事をおこなっています。
スタッフの手が空いていないため、救急診療のお問い合わせのお電話に、折り返しの対応が出来ず、患者様のご期待に添えないことが頻繁にありました。
それもあって、留守番電話でのお昼の救急対応をやめることにしました。
午前と午後診察の間を短くし、午後診察を早く終え、スタッフの院内拘束時間を短縮させます。
患者様のご期待、ご要望に反する決断であるということは承知しております。
しかし、他に良い方法を見つけることができませんでした。
一般診療、夜間診療、入院治療、手術について、現状の質(サービスレベル)を下げないことが患者様への貢献だと考えています。
今の診療時間のまま、働き方改革の基準に沿った労働時間に変更すれば、上記の医療サービスのレベルを維持することは非常に困難です。
待ち時間はさらに長くなることが予想され、医療ミスが起こる可能性も高くなると思います。
人員を増やせば解決しそうなものでが、獣医師の採用は非常に競争率が高くて増員が難しいく、さらに、新卒獣医師の教育には非常に時間がかかります。
仮に、多くの獣医師を採用出来たとしても、運営が困難となります。
ペットホテルの一時休業、自動受付システムや手術器具の洗浄機などの機械化、その他、毎月のミーティングで業務改善に努め、仕事の無駄を徹底的に排除してきましたが、それだけではダメでした。
本当に申し訳ございません。
診療の縮小を行いますが、
・仕事の質、サービスレベルを下げないこと
・スタッフの労働環境を整えることで、ガーデン動物病院の安定性や永続性を高めること
それらを優先させ、患者様に貢献し続けたいと思っています。
ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
院長
水越健之