仔犬さんのうちにしておきたいこと
2020年04月11日
動物看護師の村田です。
よく聞くわんちゃんの困った行動の例を3点ご紹介し、おすすめしたいトレーニングをお伝えします。
トレーニングといっても難しくはありませんのでこれからわんちゃんをお迎えする方、お迎えした方は良ければご覧ください。
①じゃれて噛む
テンションが上がると噛んでしまうわんちゃんに困ったオーナー様をたまにお見かけします。
お迎えしてすぐはどうしても可愛くて頭をたくさんよしよししたくなりますよね。
何にでも興味津々でとにかく遊びたい時期の仔犬さんの前で手をひらひらすると、おもちゃのようにとらえてしまい遊びで噛んでしまうことがあります。
普段そんなに触れていなくても長時間だれもお家にいないことがあると退屈になり、だれかが帰ってくると嬉しすぎてじゃれて噛むというパターンもあります。
できるだけ噛ませないよう手はあまり顔の前で出さず、そして遊びたい気持ちを発散させられるようおもちゃなどを置いておくことをおすすめします。
ただ、ぬいぐるみや紐などは誤って食べてしまうこともあるため、お留守番中や目を離すときは丈夫なおもちゃを選択してください。
おもちゃにはコングや知育トイなど、工夫ができるものがあり多種多様ですのでぜひお調べ下さい。
②見知らぬ人、動物に怒ってしまう
スタッフが自分のわんちゃんで、自分以外に吠えたり怒ったりしてしまうという行為に悩まされていました。
オーナー様以外の見知らぬ人間が何をするのかわからずこわく警戒が強い、知らない人間からされることに良い思いをしたことがない等が原因かもしれません。
仔犬さんのときにぜひしてほしいのがお出かけ、そして色々な人に出会い可愛がってもらったりご褒美をもらったりなどで良い経験をすることです。
ワクチン接種中ではなかなか外へ出にくいかもしれませんが、ワクチンを受けた病院と相談し体調が良ければ抱っこ散歩をしてあげてください。
見知らぬ人々やわんちゃんに慣れておくことが大切です。
お散歩友達の方がいらっしゃれば、その方に了解を得ることができればおやつを渡して自分のわんちゃんに与えてもらうことも効果的です。
もしお家に客人を招く場合は、その方にわんちゃんへの抵抗がなければぜひご褒美となるおやつなどをその方から与えてもらってください。
③身体や顔周り、口などを触らせてくれない
足先、耳、目元、口の中、お尻などを嫌がるわんちゃんは多いです。
触られることに慣れていないことが原因かもしれません。
また、足先を触られるときは爪切り、耳は耳掃除をされてなど、わんちゃんにとって嫌だと感じる経験があることが原因の場合もあります。
身体を触られることに抵抗があると日常的なケアでもわんちゃんが負担に感じやすくなってしまいストレスとなってしまいます。
病院やトリミング室に行くだけでも嫌がるようになってしまうこともあります。
また、触れないと病気の発覚が遅れる・検査や処置ができないということも・・・。
全身を優しく触れてご褒美を与えたりなどで少しずつ慣れてもらう方法があります。
お家でブラッシングや爪切りをする際は少しずつ、ブラシや爪切りの先端を少し当ててご褒美を与える程度から慣れてもらってください。
そしてそのときはいっぱい褒めてあげてください。
嫌な経験を良い経験にかえることができて身体が触れると、わんちゃんもオーナー様もお互いに安心安全ですよね。
今回は困った行動3つ、そして解決策をご紹介しましたが、わんちゃんの性格や環境に合わせて別の方法をとった方が良いこともあります。
そして他にもたくさん困ることがあると思います。
仔犬さんのうちに、
“こんな行動に困っているから教えてほしい”
“知らない人に会う機会がほしい”
“日常ケアやトレーニング方法を教えてほしい”
“病院に慣れてほしい”
などなど、仔犬さんのことでお悩みやご希望がある方は、ぜひ動物病院のパピー教室をご活用ください。
当院でも開催しております。
事前の確認事項や当院での健康チェックなどが必要のため、受付もしくはお電話(072-440-0689)までお問い合わせください。
↓下記のページでも詳細がご覧いただけます。↓
http://garden-puppy.mystrikingly.com/
パピー教室担当のスタッフは皆、仔犬さんが大好きでそして健やかな成長をお手伝いしたいのでぜひお会いしましょう(*´-`*)
動物看護師
村田