”学び”と”つながり”の場
2020年03月03日
院長の水越です。
先日、主に動物病院経営者を対象にした組織づくりのセミナーを開催しました。
『”学び”と”つながり”の場』というコミュニティを作り、経営者やマネージャー仲間に学びを提供し、繋がりを作る場です。
このコミュニティを立ち上げるに至った思いを簡単に説明します。
ガーデン動物病院は去年開院10周年を迎えました。
5年くらい前から組織が大きくなり、スタッフマネジメントの課題に悩むようになりました。
そして、色々なことを勉強したり、コンサルを入れ、色々な手法を試しましたが、大きな成果はありませんでした。
問題は自分ではなくメンバーにあると考えていたのが一番の問題だったと2年ほど前に気づきました。
そして、今は自分を磨くこうと日々努力をしています。
まだ、スタッフマネジメントをマスターした訳ではなく、僕自身が人格者に成長した訳ではないですが、たくさんのことを学び、やってみて、失敗してきた中には、伝えることで役に立てることがあるかもしれないと思いました。
貢献するためだけではなく、それをやりたいという思いが内から湧いてくることを感じました。
僕が講師としてお話し出来ることは限られているので、しばらくの間は僕が勉強させてもらい、すごく大きな学びになったことを、その先生をお招きして伝えていただく場を作ることから始めようと思いました。
そして、嘉村賢州先生と吉原史郎先生をお招きし、『ティール組織』をテーマに、記念すべき第一回セミナーを開催することができました。
第一回セミナーは動物病院経営者仲間であり、僕の友人である動物病院京都の園田先生と共同で開催しました。
テーマである『ティール組織』を一言で説明するのは難しいのですが、現在の一般的な組織形態、要するに、効率を優先し、ピラミッド型の階層構造の組織とは全く違うものです。
スタッフの上下関係がなく、誰もが決定権を持ち、責任を背負います。
スタッフは金銭や懲罰で動かされるのではなく、信頼によって結びつき、自分たちが会社の目的を考えて自発的に、自立的に動きます。
そんな組織が世界レベルで少しづつ増えてきており、それらの共通した特徴を体系的にまとめたのがティール組織です。
うちもティール組織を少し意識して組織づくりをしていますが、いろいろな課題が起こります・
そのセミナーの第二講座では、僕が組織づくりにおいてぶつかった課題を講師のお二人に投げかけ、アドバイスをいただくという形式の座談会を開きました。
僕自身も課題解決のヒントをつかめましたし、似たような課題を抱える参加者からも「勉強になった」というお声をいただきました。
今回は僕と共同主催者の仲間に声をかけて参加者を募りました。
参加者同士のつながりも広がりました。
『”学び”と”つながり”の場』を作ることが出来たと満足しています・
動物病院業界を良くするためには、まず、院長やマネージャーが成長し、変わることが必要不可欠だと思っています。
そのために、僕ができることを少しずつやっていき、業界を良くし、動物たちや飼い主様の「安心の場」を日本中に増やしていきたいと思っています。
もちろん、その場を作り参加することで、僕もうちのメンバーも成長し、ガーデン動物病院の患者様にも、もっと安心していただけるガーデン動物病院にしていけると思っています。
院長
水越健之