環境問題と地球の未来
2020年01月21日
院長の水越です。
昨年はブラジルのアマゾンの熱帯雨林が火災によって広い範囲で焼けてしまい、秋からはオーストラリアでも大きな火災によって、たくさんの野生動物たちが死んでしまいました。
すごく悲しい出来事です。
日本でも、ここ数年は毎年大きな台風が上陸するなど、温暖化の影響を受けています。
日本の未来、地球の未来は、環境問題に大きな影響を受けます。
今日はそんなテーマについて書きたいと思います。
このテーマについての結論ですが、資本主義経済の限界がきているように僕は思います。
地球上の多くの人間は、衣食住に困らなくなって、もっと便利で快適な生活を求めるようになりました。
日本は第二次世界大戦後、欧米に追いつこうと、必死になって働いて、経済大国に成長しました。
そのおかげで、衣食住に困らなくなりました。
今では、日本中にコンビニがあり、インターネットで買い物ができるという、すごく便利な世の中になりました。
でも、便利さとか、快適さとか、欲求はキリがないですよね。
そして、その裏には大きなツケも残ります。
例えば、コンビニやファストフードでは、便利さを追求するあまり、残飯がたくさん残ると思います。
その無駄になった食べ物を生産するため使われた地球のエネルギーは無駄使いだったということになります。
そういう無駄の積み重ねが、地球の温暖化や環境破壊という結果として現れていると思います。
この先、地球はどうなるのか?
子供や孫の世代はどうなるのか?
すごく心配になります。
未来のために、我々には何ができるのでしょう?
・日本では、今年の夏からレジ袋が有料化されます
・ペーパーレス、キャッシュレス化が進んでいます
・飲食店では紙製ストローの導入が始まっています
このような国や企業の動きも大切ですが、我々一人一人にも出来ることはたくさんあります。
・着なくなった服は捨てるのではなく、リサイクルする
・安さよりも、長く使えるものを選ぶ
・マイカーの使用を最低限に控える(これ、僕の課題です・・・)
など。
人間のためだけでなく、全生命体、地球のために、出来ることから、少しずつ取り組みたいと思います。
少し、話が脱線するかも知れませが、世界幸福度ランキングで1位のフィンランドに関する記事を共有します。
ぜひ、読んでください。
https://www.bengo4.com/c_5/n_10637/
便利さと幸福度は比例しない、むしろ長い目で見ると反比例するかもしれないと思いました。
便利な世の中で、時間に追われ、沢山のことをやろうとする生活よりも、多少不便があっても、気持ちに余裕があり、沢山のことは出来なくても、ゆったり過ごす方が幸せかもしれません。
資本主義経済は、環境破壊の問題を引き起こすと同時に、人間の気持ちの余裕や幸福度にも悪影響を及ぼしていると思います。
昨年の秋におこないました、ガーデン動物病院10周年イベントでのスピーチで、僕は規模拡大路線を止めるという話をしました。
色々な理由がありましたが、そうすることへの違和感を感じたことが大きかったです。
この10年、がむしゃらに頑張ってきた過程で、失ったものも多かったからです。
自分自身や家族や関わる人たちにとって、安心の場、幸せになれる場とは何なのか?と考えるようになったんです。
これからは、関わる人や動物たちはもちろん、もっと広い範囲で物事を考え、幸せにつながるような病院運営をしていきたいです。
まずは、自分らしく生き、自分らしい病院運営をやっていこうと思います。
長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
院長
水越健之