犬と猫の救急 ガーデン動物病院

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スタッフブログ

これからの10年

2019年11月26日

院長の水越です。

113日の10周年記念イベントでは、「ガーデン動物病院のこれまでの10年、これからの10年」という内容の講演をしました。

これまでの10年は無理をして拡大してきた。

そして、10年経った今、違和感を感じている。

これからは、拡大よりも、より良い病院にすることを目標に頑張りたい。

というような内容でした。

今日のブログでは、今感じている違和感と、それを踏まえたこれからの10年について書きたいと思います。







その違和感とは?

病院は大きくなり、社会的には成功しているように見えるかもしれません。

でも、人とのつながりが薄く、幸福度は下がったような気がします。

10年前の想像とギャップがありました。



病院が大きくなっていき、スタッフが増えていく。

それに伴い、スタッフマネジメントの課題が増えていく。

チームがまとまらないという問題を、最初はスタッフのせいにしていました。

そして、あらゆるマネジメント手法を使ってスタッフを変えようとしたけれど、うまくいかない。

むしろ、スタッフとのつながりや信頼関係が薄くなっていくような気がしました。

もがき苦しむ中、悪いのはスタッフではなく、自分の方だと考えられるようになり、少しづつ良い方向に向かっていきました。

でも、自分の何が悪いか?

それがなかなか分かりませんでした。

それがわかってきたのがこの1年です。



僕の問題点。

その一つは、目標志向が強すぎることです。

病院を大きくすることを目指そうと決めると、すごいエネルギーが湧いてきて、一目散にそれに向かうことができますが、今ここにある重要なことが見えなくなってしまいます。

拡大志向をやめようと思えたのは、そんな自分の一面に気づいたからです。

目標達成のための時間を無駄にしたくないという思いが強く、すぐイライラしていました。

それを手放すことで、イライラすることが減り、気持ちが楽になりました。



もう一つは、人とのつながりに対して懐疑的なところです。

相手の反応、表情、言動などを見て、自分に対して好意的かどうかを判断してしまう傾向が強すぎでした。

なので、すごく人目が気になります。

そして、嫌われないように本音を言うことから逃げたり、人との関わりを避けようとしてしまうところがあります。

それをスタッフに対してもやっていました。

ここ半年くらいの学びによって、そういう自分の一面に気づき、「人とのつながりがある」ことを信じられるようになってきました。

その結果、人との関わりに対するストレスが減り、随分、気持ちが楽になりました。



そんな中、先日、院内でミーティングを行いました。

チームの進化のために、スタッフの給料をスタッフ間で公開し、スタッフの給料をスタッフで相談して決めるという提案を僕がしました。

その提案に対して、たくさんの意見が出ました。

結果、給料の公開はしない、給料は年功序列、という昔ながらの給与体制でいこうということに落ち着きました。



以前は、ミーティングで僕に反対意見が言えるスタッフはごく一部でしたが、多くのスタッフが自分の意見を全体の前で言えました。

これまでの僕なら、目標志向に従い、上に向かって突っ走りがちだったので、反論されること嫌で、反対意見に聞く耳を持たなかったかもしれません。

でも、今回はスタッフの意見を尊重しました。

それが自然だと感じたからです。



僕はこのチームが「自発的なチーム」に進化し続けてほしいと思っています。

自発的とは、自分で考え行動できること、自分の意見が言えることだと思っています。

それができるには、自分の意見を言っても大丈夫という安心感があることが前提となります。

そのミーティングで、自発的なチームとしての成長を実感しました。



大きな目標を掲げ、それに向かって一心不乱に頑張るのもいいと思います。

でも、これからのガーデン動物病院は、そういう進化をしないことにしました。



行き先は行ってみないとわからない。

メンバー一人一人の思いやニーズを感じとり、その時々に起こることに対して、スタッフと相談し、どう対処するかを決めて舵を切る。

そういうことを日々行っていって、自然の流れに身を任せれば、素晴らしいところにたどり着けるはず。

そんなふうに考えています。



次は、そんな10年にしようと思っています。

どんなチーム、どんな病院になるかは分かりませんが、期待に胸が膨らみます。

これからもガーデン動物病院をよろしくお願いします。





院長
水越健之