犬と猫の救急 ガーデン動物病院

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スタッフブログ

自己理解とビジョン

2019年08月20日

院長の水越です。

重たいタイトルの通り、今日は重めの内容です。

少し前に、もうひとつのブログを書いていることを紹介しました。

院長仲間や学びの仲間に向けたブログです。

そこによく書くような内容を今日はこのブログに書きます。



いろいろ勉強し、自分を見つめることで、40代になって「はじめて知った自分」というものがたくさんあります。



例えば、

・尊重されたい自分

・調和が崩れることが怖い自分

・どうせ受け止めてもらえないという思い込み

・どうせ伝わらない、理解してもらえないという思い込み

などなど。



そういう一面に気づかないで過ごしてきて、自分らしくない言動や体験が積み重なり、こんなはずではなかったという現実に直面したり、生き辛さを感じたりもしています。



例えば、病院運営において、どういうことが起こったか?



僕はコミュニケーション能力が高くないと自覚しているんですが、自分が発するメッセージは受け取ってもらえないという思い込みもあります。

調和が崩れることが怖いという一面もあり、議論することからは逃げてきました。

でも、尊重されたいという願望も強い。



そんな僕なので、誰かに協力してもらった方がいいのに、一人でやってしまうことがあります。

それが病院運営にも色濃く反映されているように感じます。



特に、開業して最初の23年はそうでした。

スタッフと話し合うことをせず、一人で病院を運営しているようでした。

スタッフがどんどん増えて、マネジメントの問題が頻発し、このままのやり方ではダメだと思い始めたのが開業4年目くらいです。

その後の4~5年はマネジメントに悩み、悶々としていました。

そして、この1年くらいで、ようやく問題の根源は自分にあることに気がつきました。

特に、自分のことを分かっていなかったことが最大の問題だったと思います。



ガーデン動物病院は、開業4年目で病院を移転し、その4年後に拡張するという急成長を遂げました。

「すごい勢いですね!」というような声をたくさんいただき、有頂天だった時もあります。







僕はこの仕事が大好きです。

動物たちの病気が治り、元気になり、そして、飼い主様が安心し、笑顔になる。

そこに大きなやりがいを感じています。

そして、患者様のニーズを掴み、それを実現する。

それを実直にやってきました。



でも、僕の原動力の一つには「尊重されたい」という願望もあったように思います。

うまく伝えることができないし、どうせ伝わらないという思い込みがある僕なので、行動と結果で「尊重」を勝ち取ろうとしていたという一面があります。

だから、病院を急成長させたかった。



でも、自分のことが分かってきて、現状に対していろいろな違和感を感じています。



自分のことを理解し、自分が自分を大切にできれば、他者から「尊重」してもらいたいという気持ちも薄れます。

病院をどんどん大きくすることは悪いことではないですが、それが本当に自分が望んでいたこと、自分の使命ではないように感じています。

そして、本当にやりたいことが少しづつ見えてきました。



「調和が崩れることが怖い自分」がいると書きました。

言い換えると、「調和を作りたい」自分がいることに気づきました。

たぶん僕は、規模拡大をしたいのではなく、いいチーム、いい組織を作りたい。

話を広げると、調和に満ちた社会作りに貢献したいのかもしれないと感じています。

人間とペットと自然が調和した場所や社会を作りたいのかもしれません。

「ガーデン動物病院」と命名したことは、そういう僕の内面の深いところにある思いを反映していたように思います。



あと1年くらい、自分探しを続け、本当にやりたいことを見つけ、形にしていこうと思っています。

無理な拡大路線ではなく、今のガーデン動物病院、うちの患者様を大切にしながら、じっくり考えていこうと思います。





院長
水越健之

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