ズーノーシス
2019年04月30日
院長の水越です。
「ズーノーシス」
何のことか、分かりますか?
今日のはこの聞きなれないことについて書きたいと思います。
ある記事の抜粋ですが、まず下の文章を読んでくさい。
■ズーノーシス(動物由来感染症)とは?■
動物(主にペット)から人に感染する病気の総称です!
“ペット感染症”と呼ばれ、ワンちゃんや猫ちゃんが原因で人にも感染してしまいます。
ワンちゃんや猫ちゃんのもっている寄生虫や細菌が、かまれたり、キスをしたりしたときに体内に入ってくることで起こるものが多いです。
スキンシップやフン尿の処理はとっても大切なことですが、そのことを意識して行うようにしましょう。
■1分でわかる ズーノーシスチェック■
□愛するペットだから、キスなんて当たり前。自分のおハシや口移しでご飯をあげることも!
□ペットを抱っこしたり、なでたり、遊んだ後、特に手を洗わないし、気にしていない。
□ノミやマダニは見つけてから駆除している。
□お散歩では草むらなども自由に歩かせている。電柱のニオイ嗅ぎなども好きなようにさせている。
□おなかの虫なんて、うちのコに関係ないし、いるわけがない、と思っている。
□よく公園(ドッグラン)などに出かけて、よそのワンコと遊ばせている。
□愛犬を連れてキャンプやハイキングなどに出かける。
□わが家の近所には野良猫がたくさんいる。
□うちのコは清潔にしているけれど、他のコがどうしているかまで気にしたことはない。
□家族のなかに赤ちゃん、小さい子がいる。ペットが接する機会も多い。
■これで大丈夫 ズーノーシス対策■
まずはノミダニ予防が第一!
ノミダニ予防をすることにより、ズーノーシスに感染する可能性がだいぶ軽減します。
予防薬をしっかり服用しましょう。
+
駆虫薬を使いましょう。ここまで対策出来れば、ズーノーシスの予防は完璧です!
ここまでがその記事です。
以下、僕からの補足など。
赤ちゃんや小さいお子様、妊婦さん、高齢者、糖尿病などの抵抗力の落ちる疾患の患者様など 、抵抗力の低い人は、ペットとのスキンシップは控えた方がいいでしょう。
排泄物の管理にも注意が必要です。
ズーノーシスではありませんが、ペット関連の問題として。
犬猫などに咬まれたり、引っかかれた場合、出血がひどい場合は、圧迫止血をしてすぐに病院へ行きましょう。
出血が少ない場合は、まず水道でしっかり洗いましょう。念のため、病院を受診した方がいいでしょう。
いずれも雑菌によって、傷が化膿する恐れがあります。
猫に引っかかれたて人に感染する「猫ひっかき病」というズーノーシスもありますので、猫の引っかき傷は要注意です。
基礎知識を身につけ、出来る予防はしっかりやっておく。
まずは、そのあたりから手をつけていくといいと思います。
院長
水越健之