眼の充血
2019年03月16日
お久しぶりです、獣医師の勝呂です。
今回は僕の最近の経験とともに、犬猫の眼科疾患について少し紹介したいと思います。
この前、久しぶりに「めばちこ」になりました。
おそらく小学生以来です。
起床すると、右目が真っ赤になっており、目ヤニが多量に出ていたのです。
見た目がかなりひどかったので、すぐに眼科病院を受診しました。
点眼薬を処方され、さっそく自宅での点眼を開始すると・・・
次の日にはとても綺麗になりました!!
ちなみに「めばちこ」は関西地域の呼び方で、全国的には「ものもらい」、学術的には「麦粒腫」といいます。
恥ずかしながら、僕は高校生になるまで「ものもらい」という単語を知りませんでした(笑)
犬猫の場合も、こういうことは良くあります。
呼吸が荒い、血色が悪い、痙攣しているなどの理由で救急を受診される方は多いのですが、
実は眼科において、
・眼球の白色の部分が赤い :充血
・目をしょぼしょぼしている:羞明
・目の周りが腫れている :腫脹
・黄色や緑色の目ヤニ :眼脂
などの症状は、なるべく早めに受診した方が良いサインなのです。
これらの症状は炎症や傷、感染など原因は様々です。
角膜潰瘍や緑内障などの場合、治療が遅れてしまうと失明してしまうこともあるので、早期に点眼薬を開始するのが何よりも重要です。
もし自宅でこれらの症状が認められた場合は、時間を空けずに受診されることをオススメします。
早めに治療を開始して、それ以上悪化しないよう心がけましょう!
獣医師
勝呂