わんちゃんの歯周病
2017年09月17日
こんにちは。獣医師の市田です。
今日は「わんちゃんの歯周病」についてお話させていただきます。
歯周病というのは、菌がたくさん増えて歯や歯肉が悪くなる、のではなく「増えた菌が顎の骨を溶かす病気」です。
初期の症状は、歯肉が赤い、口が臭い、歯石がついている・・・など様々ですが、重度になると、頬が腫れる、くしゃみ・鼻水がひどい、などの症状がみられることもあります。 治療せずにそのまま放っておくと、顎が割れてしまったり、増えた菌が全身へ行き渡り、心臓病や腎臓病のリスクがあがるとさえ言われています。
歯周病はそれなりに年齢を重ねたわんちゃんの病気、と思われがちですが、最新のデータによれば、 1歳以上のわんちゃんの約8割は歯周病と言われています。
若いわんちゃんの歯周病の原因は、「乳歯が残っている」「歯並びや嚙み合わせが悪い」「歯が足りない」などがあります。 これらは、早期に発見し、病気の原因となる歯を抜いてしまうことで歯周病を予防することができます。ワクチン接種などで来院された際、一緒に口の中のチェックもおすすめします。簡単な抜歯処置なら、去勢手術や避妊手術と一緒に行うこともできますのでご相談ください。
当院では歯周病の治療として、全身麻酔下での歯石除去(スケーリング)、抜歯処置をすすめています。施術には予約が必要です。 軽度であればデンタルケアをはじめることで歯周病を抑えることが可能です。 スケーリングや抜歯が必要かどうか、悩まれている場合は、ぜひ一度ご来院ください。
只今、スケーリングキャンペーンをおこなっております。(11月末まで) 詳しくは、こちらのページをご覧ください。
https://garden-t.strikingly.com/
ガーデン動物病院
https://garden-ah.com/
住所:〒596-0812 大阪府岸和田市大町121-3
TEL:072-440-0689
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇