(症例紹介)秋の健康診断、肝臓の数値上昇
2017年09月01日
獣医師の西です。今日は、若いわんちゃんの病気を早期発見するできたお話です。
6ヶ月の男の子のわんちゃんが去勢手術を希望され、来院しました。
日常の生活で食欲や排泄など何も気になるところはないとのことでお預かりし、身体検査も問題なかったので、通常通り去勢手術を予定していました。
ところが、手術前の血液検査で肝臓の数値がかなり高いことがわかりました。全身麻酔をかけての手術は負担が大きすぎるということで、急遽手術は延期になりました。
年齢的に門脈シャント(先天的または後天的な原因によって、門脈と呼ばれる血管と大静脈血管との間に異常な連絡路ができてしまい、身体に障害を引き起こす)を疑い追加の検査しましたが、問題ありませんでした。
二週間後の再検査で改善がみられなかったためエコー検査を行なうと、胆嚢の炎症と胆汁のドロドロ化がみられました。
そこで胆汁の流れを良くするためのお薬を飲み始めました。そうすると、まだ数値は高いですが徐々に下がってきています。現在、わんちゃんも飼主様も継続して治療を頑張っています。
このように、若くて元気で症状が何もなくても、血液検査で異常を発見できることがあります。愛犬愛猫は、少しの辛さは辛抱してしまい、何か病気を隠してしまっているかも知れません。元気な時こそ定期的に健康診断を受け、病気の早期発見に努めてあげましょう。
ガーデン動物病院では、9月〜10月末まで、秋の健康診断キャンペーンをおこなっています。秋の健康診断では、高齢になると心配になる病気の検査もできますので、ご相談ください。
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