スタッフブログ

犬フィラリア症、蚊に刺される、心臓の病気、元気・食欲低下、咳をする、予防薬5月~12月

2016年01月23日

もうすぐ犬フィラリア症の予防が始まります。
気温が上がると虫の活動が活発になってきます。
犬フィラリアは、「犬」が「フィラリアを持っている蚊」に吸血されることで感染します。
犬フィラリア症は心臓の病気です。
蚊が媒介する犬フィラリア(犬糸状虫)という寄生虫が、犬の肺動脈や心臓に寄生して起こる病気です。
犬フィラリアが寄生することで血液の流れが悪くなり、様々な障害が起こります。放置すれば死に至ることもあり、犬にとっては重大な病気です。
犬フィラリア症の症状として、元気・食欲がない、咳をする、痩せる、呼吸が苦しそうなどがあげられます。また、症状が進行してくると、おなかが膨らんできたり、血尿をするようになることがあります。しかし、犬フィラリア症の症状は、はじめはあまり目立たないので見過ごしてしまいがちです。
当院が飼い主様にお伝えしている予防薬の投薬期間は5月から12月です。
予防薬は毎月1回、幼虫の段階で犬フィラリアを駆除することで、犬フィラリア症を予防します。
そのため、11月のわ最後の蚊に刺され万が一感染したとしても、12月のお薬で駆除します。せっかく11月まで予防薬を飲んでいたのに、12月に予防薬を飲ませないことで、フィラリアに感染してしまうこともあります。涼しくなっても自己判断で投薬をやめてはいけません。動物病院の指示通り12月まで必ずお薬をあげましょう。
フィラリア症は飼い主が注意して予防してあげれば防げる病気です。
可愛い愛犬のために忘れずに予防をしてあげてください。

 

免疫介在性血小板減少症の症例紹介 犬 貧血 輸血 

2016年01月17日

症例は5歳のアメリカンコッカースパニエルです 避妊手術を済ませた女の子です


歯茎が赤く、出血していることに気づき、近くの動物病院を受診されましたが、治療を受けても良くならず、尿にも血が混じるようになりました
そのため、別の病院を受診され、血液検査によって血小板減少症という診断を受け、プレドニゾロンという薬で治療を始めました しかし、病状は回復せず、当院を受診されました

血液検査を実施したところ、血小板は非常に少なく、出血が続いていたため、ひどい貧血も起こしていました
危険な状態であり、緊急輸血を実施しました
輸血によって、状態は落ち着いたため、血小板減少症の治療を開始します
各種検査より、血小板減少症の原因は自分の免疫が自分の血小板を破壊しているということが疑われました(免疫介在性血小板減少症) その場合、一般的な治療はプレドニゾロンというステロイド剤の投与なのですが、前の病院で既に実施されていて、それが無効であったため、免疫抑制剤であるシクロスポリンを併用して治療を開始しました
数日後には、血小板が増加し始め、一週間後には正常値にまで回復しました 
その後、副作用が心配なプレドニゾロンは少しずつ投与量を少なくしていき、副作用が心配ない量でも血小板は正常値を維持することができるようになりました
現在は、近くの動物病院で継続治療を受けてもらっています

当院では、このような血液疾患の診療にも力を入れて取り組んでいます

写真は血小板が増加し始めた時の血液像です
青い丸の中にある小さいツブツブが正常なサイズの血小板です
赤い矢印の先にある、少し大きめの二つの粒が、活発に増殖されている時に見られる大型の血小板です

心源性肺水腫(シンゲンセイハイスイシュ)呼吸が荒い、咳がひどい

2016年01月06日

 

昨年12月から当院スタッフの一員となりました獣医師の西です。約20年という長い専業主婦業から脱したばかりでまだまだ見習い中ですが、頑張りますのでよろしくお願いいたします。

 

今回は心源性肺水腫の症例を紹介します。

 

11才のチワワの女の子が突然元気が無くなり、よだれを垂らして失禁しているとの事で当院の夜間救急を受診されました。

 

来院した際には呼吸がかなり荒く、舌の色は紫色をしていました。直ぐにICU(酸素濃度を高めた部屋)に入れて検査、処置を開始しました。胸部のレントゲン検査を実施したところ、肺の後ろ側が全体的に白くなっているのが確認されました。聴診により心雑音が確認出来た為、心源性肺水腫(シンゲンセイハイスイシュ)と診断し入院治療を実施しました。

 

入院した日には口や鼻から血液が混じった液体を出す様子が見られるなどかなり危険な状態でしたが、4日間の入院治療により呼吸も落ち着き元気も出てきた為、退院となりました。退院後も心臓の薬を飲み続ける事で大きな悪化も無く元気に過ごしています。

 

心源性肺水腫は心臓病を患っている小型のわんちゃんに多くみられる病気です。

 

呼吸があらい、舌の色が紫色で落ち着かない行動をとる、何度も咳をしたり、血液の混じった痰を吐くこともあります。症状は突然起こる場合もあるので注意が必要です。

 

この病気は治療が遅れると最悪の場合亡くなってしまう可能性もある為、出来るだけ早く病院での治療を実施する必要があります。いつも元気な子でも突然このような症状が見られた様な場合には、出来るだけ早く一度当院までご連絡ください。

 

 

 

写真1.来院した直後のレントゲン写真です。心臓の後ろ側の肺が白くなっています(黄色の矢印)。

 

 

写真2.退院前のレントゲン写真です。心臓の後ろ側の肺がきれいになって黒くなっています(黄色の矢印)。

 

 

 

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ガーデン動物病院
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住所:〒596-0812 大阪府岸和田市大町121-3
TEL:072-440-0689
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ワクチン接種、副作用、ワクチンアレルギーについて

2016年01月03日

 

 

こんにちは。看護師の吉岡です。
ワクチン接種についてお話しをさせていただきます。

 

生まれたてのワンちゃんネコちゃんは
お母さんのお乳を飲むことで免疫(移行抗体)をもらっています。
ですが、お母さんからもらった免疫は
時間とともになくなってしまいます。

 

そのなくなってしまう免疫を補うのが
ワクチン接種です。

 

仔犬仔猫(生後1から3ヶ月)の時期は1ヶ月ごとに
ワクチンを接種する必要があります。
1度目のワクチンで免疫を記憶し、
2度目のワクチンを接種することでたくさんの免疫を作ることができます。
(ブースター効果)

 

その後は1年ごとにワクチンを接種します。

 

*ワクチンの副作用について
ワクチンを接種したあと、稀にアレルギー反応を起こすワンちゃんネコちゃんがいます。
接種後5〜15分後位に
全身の体の力が抜ける、ぐったりする、
嘔吐、尿便の失禁
などの症状が起こることがあります。
(アナフィラキシーショック)
これは危険なアレルギー反応です。

 

また、接種後6〜8時間位に
体が痒くなる、皮膚が赤くなる、顔が腫れる、よだれ、嘔吐、下痢などの症状が起こることがあります。

 

上記のワクチンアレルギー症状が出た場合は
すぐに病院にご来院下さい。

 

このような症状が出る可能性が稀にありますので、何かあったときの為に
当院では午前中にワクチンを接種することをお勧めしています。

 

また、体調が悪い時のワクチン接種は避けるようにしましょう。

 

完全室内飼育でも、空気感染してうつったり、人の手を介してうつる伝染病もありますのでワクチンは必要です。
ワンちゃんネコちゃんの健康維持の為に、ワクチンを接種して防げる病気は防ぐようにしましょう。

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動物(犬・猫)の様子がおかしいが、翌日ま​で待って良いのか、すぐに診察が必要かどう​か分からないとき。当院の夜間救急対応につ​いて。

2015年12月26日

こんばんは

看護師の原です。

 

今回は当院の夜間救急についてお話しさせて頂きたいと思います。

 

 

当院では携帯電話を使った夜間救急対応を20時~24時まで行っております。

夜間のみご来院いただく時間をお約束させていただきます。

来院前には必ず携帯電話にご連絡ください。

診察が必要かどうか分からない場合、翌日まで待って良いかどうか分からない場合も遠慮なくお電話でご相談ください。(090-3657-9777)

 

対象動物は犬と猫に限ります。

 

お電話が繋がりましたら、飼主様名、動物種、年齢、性別、状態、診察希望もしくはお問い合わせかをお伝え下さい。

スタッフが迅速に対応致します。

 

緊急手術や処置中の場合、夜間診療が混み合っている場合など、対応出来ない場合があります。

 

ワクチン接種や健康診断など、緊急性の無い診察は、翌日の診療時間に受診してください。

 

電話での問診で明らかに緊急性が低いと判断できる場合は翌朝の受診をお願いする事がございますので、ご了承ください。

救急診療を受けていただく必要がない場合はご自宅で出来る応急処置、明朝まで様子を見る場合はどういう点に注意をすればよいかなどのアドバイスをさせていただきます。

 

 


時間外診療は、通常の診察料金に加えて、時間外料金・割増し料金がかかり、検査・処置内容はガーデン動物病院の通常料金と異なる項目があります。

軽傷で応急処置だけなら 合計1万円~15千円程、

(初診料金・時間外料金・治療費)

 

検査や処置が必要な状態であれば 合計2万円+別途で治療費がかかります。

(初診料金・時間外料金・検査代 + 治療費)

 

検査終了時に、治療についてお支払頂ける範囲でご相談させていただく事も可能ですのでお気軽にお声かけください。

 

お支払いは現金またはカードでの一括払いに限ります。

 

保険適応につきましては、夜間のみ窓口精算が出来ません。

後日飼主様から直接請求して頂くかたちになります。

 

 

検査結果や治療内容を記載したお手紙を主治医様用にご用意させて頂きますので、今後継続治療が必要な場合もかかりつけの病院様で治療を行って頂く事が可能です。

お電話だけでは判断が出来ないことが多いですが、救急診療を受ける必要があるかどうかのご相談だけでも遠慮なくお電話下さい。